育ちを共有し喜び合える園でありたい
入園式が終わり、年少児は数回の分散登園を経て、園生活に慣れようとしているところです。
その分散登園期間中に、年少児保護者の方を対象に、主幹教諭より、「ここ数日の様子」や、「園の保育理念」、「各学年のこれまでの育ち」などのお話をさせていただきました。
当園では、子どもたちの「できた」、「できない」という結果ではなく、「取り組もうとした」、「育とうとしている」という過程をしっかりと捉え認めることを大切に保育を考えています。
この取り組みでは、これまでの当園の子どもたちの活動の様子や事例を通して、年少児から年長児にかけてどのような育ちがあるか、そしてその育ちが何に繋がっているかを共有したいと考え実施をしています。
日々の保育は、保護者の方のもとを離れて行われているため、取り組んでいることや子どもの姿は見えにくいものであると思います。また幼児教育の育ちも見えにくい力の育ちが多く、捉えにくいものがあります。
このように「見えにくい」部分に対して、「こんなことをして過ごしていました」という事実だけではなく、子どもの活動の一連の流れやプロセスに焦点を当てて、園から発信していくことで、少しでも「見えにくいこと/わかりにくいこと」を保護者の方と共有できるように努めたいと思います。
その一環として今回このように、子どもたちの育ちを共有するために、方向性を共に見つめる時間/機会として考えました。
様々な形で保育を発信したいと思いますので、ぜひともに子どもたちの育つ過程を喜び合えることを目指したいと思います。
どうぞ令和3年度もよろしくお願いします。